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7/20/2011「学校最後の日」 2011年07月31日 チビ君 トラックバック:0コメント:4

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7月22日で、チビ君の日本の小学校への体験入学は終わりになりました。近所の子ども達がいつも通り朝の7時45分に迎えに来てくれた時から、ずっと雨がシトシトと降っていました。傘と長靴のおかげでいつもの単調な道路がとてもカラフルになり、なかなか素敵な一枚が撮れました。どんな天気でも毎日一緒に歩いて登校する日本の小学生達は、偉いなぁと思います。

こうして約4週間、チビ君は言葉も習慣も違う新しい環境に突然ポーンと入って、30人のクラスメートと担任のユミ先生を頼りに、なんとか無事に学校生活を送る事ができました。先生方を含め、皆さんに本当に親切にして頂いて、心から感謝しています。チビ君は、学校のお祭りや動物園への遠足にも参加しました。振り返れば、楽しい思い出ばかりです。

私もチビ君の付き添いで随分と学校内をウロウロし、授業を見学しながら自由に写真を撮らせてもらい、私なりに日本の小学校生活を満喫しました。ついでに言えば、特別授業として英語のクラスを全学年・全クラス受け持ったりする貴重な機会も与えられ、「先生気分」もみっちり3週間経験させて頂きました。とても楽しかったです。

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最後の日、1年1組のみんなは、チビ君のためにお別れ会を開いてくれました。本当に楽しく、笑いの絶えない学校生活でした。クラスのみんながそれぞれチビ君のためにカードを書いてくれたり、折り紙のロケットや新幹線をプレゼントしてくれました。

「これからも、ずっとおともだちだよ」とか、「ぜったいにわすれないでね」とか、「わたしたちのくらすにきてくれて、どうもありがとう!」とか「だいすきだよ」なんて書かれたメッセージは、私も涙が出るくらい嬉しかったです。チビ君もニコニコして、放課後になてからもそのプレゼントを見つめていました。私の似顔絵を描いてくれた女の子も数人いました。本当に小学生ってかわいいですね。

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チビ君と私からの贈り物は、クラスのみんなの様子を撮った写真をコラージュにして、「みんなありがとう。とてもたのしかったよ」とチビ君が日本語で書いたメッセージ付きポスター。職員室では先生方に大好評で、「一連の写真はすごくいい記録だから、みんなが6年生になるまで絶対にとっておきましょうね!」と、教頭先生が仰ってくれました。また戻ってこれたらいいなぁと思います。

まるでチビ君を追うドキュメンタリーの様に撮り溜めた今回の学校生活の様子を、ブログ上では全部公開出来なくて残念です。今回こうして新しい環境に飛び込み、新しい人々に出会い、まるで取材するかのような形で長い間同じ場所で撮ることは、楽しかったです。数年前に報道写真から離れて以来の、久しぶりの感覚でした。やっぱり私、写真を撮るのが大好きです。教える事も、人と繋がる事も、子ども達と接する事も。

今回の滞在で、日本とアメリカの教育制度の違い、文化の違い、考え方の違い、授業内容の違い、学校方針の違いなどたくさんの事柄を一気にいろいろと考えさせられました。なかなか興味深かったです。チビ君には両方の良い所を吸収してもらえればいいなと願います。

チビ君、お疲れさま。あなたは素晴らしい経験をしたよ。そして、よく頑張ったね。8月にアメリカに帰っても、自信を持って自分なりのペースで様々な事柄にチャレンジしていって欲しいと思います。お世話になった先生方、学校中のおともだち、親切にして下さって、本当にどうもありがとうございました。感謝しています。
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7/15/2011 「掃除」 2011年07月31日 チビ君 トラックバック:0コメント:2

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今回の体験入学で、チビ君が感心していたものの一つに「掃除」が挙げられます。アメリカでは学校と名のつく施設で生徒達が自ら掃除をする機会なんてほとんど皆無でしょうけれど、日本では毎日、自分たちが使った教室や廊下を自分たちで掃除しますよね。素晴らしい事だと思います。1年生だから掃除はなし!なんていうルールはもちろんありません。チビ君もちゃんと手伝いました。

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例えば、「雑巾を絞る」という作業も結構大変です。アメリカではモップが主流ですし、ます床をみんなで一列に並んで拭くなんてことはしないんですもの。何から何までが新鮮で、チビ君は掃除の時間になると楽しそうに張り切っていました。下駄箱掃除なんて、上級生に可愛がられながら、随分と丁寧にやっていました。この調子で自分の部屋もきちんと掃除してくれればいいのだけど...。

日本の学校では本当に貴重な体験ばかりが続きます。チビ君もすっかり慣れて、毎朝近所の子ども達と一緒に登校して、それから帰りの会まで一人で居られる様になりました。担任の先生もチビ君の「とりあえず、なんでも真似してやってみよう」精神をとても褒めてくれています。

やっぱり日本語の嵐に疲れてしまうだろうけれど、嫌がらずに学校に行ってくれて、行ったからには笑顔で遊んで来て、お友だちも出来たし、チビ君やるなぁ!と私も素直に感心しています。

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Japanese students clean their classrooms and hallways after school by themselves. It's a great tradition.

7/11/2011 「夏といえばプール」 2011年07月11日 チビ君 トラックバック:0コメント:4

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さすが日本の夏。蒸し暑いの一言に尽きますね。東北地方でも梅雨明け宣言がされてしまいました。これから猛暑になるのかしら。ちょっと気が重いです。

さて、夏といえばプール!というわけで、日本の小学校に体験入学中のチビ君は、週に4日ある学校の水泳の授業が楽しくてしょうがないみたいです。アメリカの小学校には、プールなんてありません。なので水泳の授業ももちろんありません。だからクラスメートと一緒に体育の一環として水に入れるっていうのが新鮮で、楽しくって仕方ないみたいです。ちょっと日焼けしたかな。

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プールの授業はいつも2時間目に行われるようです。水の中でおもいっきりはしゃいだ後は、眠いし疲れるし暑いし日本語ヨクワカンナイ状態で、グデーッ&ボケーッとしているうちに給食の時間になり、テキトーに食べ、その後は昼休みなので外で元気に駆け回り、5時間目を何とか耐え忍んでやっと放課後になるっていう感じです。

それにしても、こうしてチビ君の付き添いで小学校を見学していると、日本の先生方は偉いなぁとつくづく思いました。体育の先生でもないのに、プールの時間もちゃんと水に入って生徒たちを見守っていますしね。アメリカの先生なんて、割と太っている人が多いから、水になんて絶対に入らないだろうという気がします。

冷房もない教室で、生徒数も多いのに、音楽やら図工やら給食のお世話から掃除まで至れり尽くせりだなぁと感じます(アメリカの教師たちは夏休みが1ヶ月以上あるのに比べると、やっぱり全然違いますね)。子供達も礼儀正しく、みんな親切で優しくてとてもいい子達です。チビ君も本当に楽しんでいるみたいで、本当にありがたいです。良かったね。

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every Japanese school has swimming classes, kids love the water, it's just so much fun.


7/3/11 「被災地訪問」 2011年07月03日 風景 トラックバック:0コメント:2

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今回のブログエントリーに、何をどう書いていいのか非常に困惑しています。仙台に帰ってきてからすぐ、機会があったので津波で壊滅的な被害を受けた地域(宮城県の女川町と石巻市)に足を運びました。

海外からテレビやインターネットの映像で見聞きしていた結果として、「きっと、こんな感じだろう」という想像はもちろんありましたが、やっぱり実際に目にしてみると全然違いました。なんて説明していいのかも、よく分かりません。写真やビデオで部分的に切り抜いた世界しか知らなかったからでしょう。地元の家族や友人に話を聞いただけでは、やはり分からなかった。

訪れたのが日曜日だったため、働いている人もいなかったし、よってブルドーザー類も静止した状態で、海岸や港や工業地帯にはもちろん住民などいるはずも無く、大破した車がランダムに転がり、小雨が降っていたことも手伝って、すごく寂しい空間でした。

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傘を片手に歩きながら、「こんなになっちゃったんだ...」って、やはりショックでした。目の前で広がる風景を今この瞬間に見ているのに、それでもにわかに信じきれていない部分もありました。独特の匂いもありましたし(特に石巻市の沿岸部)、かもめやカラスが飛び回っていて、爆撃を受けた戦場のような気配すら漂っていたからです。変わり果てた土地を目の当たりにして、地元の方々のこれからの生活や傷ついた心を思うと、復旧作業を含めた現実としての重く長い道のりを実感せずにはいられませんでした。

それでも、瓦礫が集められ、片付ようとする努力があちらこちらで見られ、場合によっては廃棄物が区分されて山積みにされていました。震災直後はこんな状態ではなかったはずです。もっともっと酷くて、暗く混乱した空気が広がるのみだったはずです。

震災後3ヶ月間の自衛隊の方々、地元の方々、ボランティアの方々が、体と心をフルに動かして黙々と淡々と確実に行ってきた活動の成果が出ていることが分かりました。少しずつ、少しずつ、小さな単位で積み重ねながら成果を出していったんだなぁと。そのことを踏まえつつ、色々な場所で黙祷し手を合わせてきました。それしか出来なかった。

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お皿やカップの破片があちらこちらに散らばっていて、窓枠に乾いた魚が挟まっていた家もありました。砂利の上にアイロンがポツンと落ちていたり、誰かがきちんとよけてくれたのか、家の塀の上に鳥の剥製が置いてあったりしました。ちゃんと普通の「生活」が営まれていた場所でした。

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最後の写真のサンダル。これは女川町の警察署になっていたビルが根こそぎ倒れていた、その2階にあった部屋の内部で撮ったものです。箱の上になぜか一つのサンダル。はっとしてしまいました。もう片方のサンダルはどこにあるんだろう?なんて、そんなことを一瞬考えてしました。もしかしたら、津波に襲われた時、誰かが実際に履いていらしたものかもしれないのに。

やはり、間接的に被災地を知るだけでは、何も分からない。私も、まだ何も分かっていない。私のカメラで記録に残した分を見ても、やっぱり現実とは全然違うものが映っている感じがします。実際に見なくては、伝わらないものってたくさんあります。それを痛いくらい実感しました。これから私や身近な人間に何ができるだろう?自問自答が続きます。
 
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